日光へ旅行へ行った。北千住から東武鉄道の特急列車に1時間以上乗る。
隣は男女4人組でビール片手にわいわいやっている。だんだん話が盛りあがって声が大きくなっていき、自然と内容が耳に入る。大学サークル仲間がそれぞれの会社に勤め、休みを合わせて集まった4人らしい。いやな騒がしさではなかった。
おれの前は別の女性二人連れで、こちらも楽しそうに話していた。隣のサークル4人組がにぎやかなので、自然と女性二人連れの声も大きくなる。窓際の方から「彼は背も高くなくて、ヒール履いたら私のほうが高いくらいで、それは別に気にしてないんだけど・・・」と聞こえてきた。どうやら彼氏のちんちんが小さくて驚いたらしい。思わぬところで人の悩みを耳に入れてしまった。いろんな悩みがあるもんだ。サークル4人組の会話の隙間に「え、ごめん聞こえない、何みたいって?」「ポークビッツ!笑」とハッキリ聞こえた。
東武日光駅について、バスに乗って東照宮をお詣りする。ガイドの方を頼んでよかった。鳥居や石段が補修はされているものの当時のものがそのままだなんて、ガイドさんに言われなければ気づきもしなかった。
特急列車に乗り合わせた人たちはほぼ同じような観光ルートをたどる。輪王寺や東照宮で、「あ、同じ車両に乗り合わせた方だな」というすれ違いが何度もあった。サークル4人組もいた。
女性二人連れもいた。おれにとっては、「あの彼」の彼女さんと、その友人という認知。知らない人のひみつによって、人を認知してしまった。お賽銭をあげて何をお祈りしたのだろう。